バーサルバドールへようこそ!

東京高田馬場にあるバーのブログです、お酒の事はもちろん、様々な日常を綴っていきたいと思います

The Cather in the Rye

 今日は、salvador始まって以来のお休みです。(147日ぶり!)
お天気もいいこんな昼下がりは、窓をあけて、アイスコーヒーを飲みながら、読書です。

 サリンジャーの名作『ライ麦畑でつかまえて』を読みました。
壊れた青春もので、屈折した、やり場のない、青年の気持ちをよく捉えています。

僕自身、中学、高校と、かなり精神的に荒れ果ててました、何か不満があった訳ではなく、
ただ、自分の居場所を求めて、傷つけあってましたね。
 まさに文中のホールデン君の様でした。

その後、 僕がマサチューセッツにある工科大学(MIT) に入学し、洋酒総論を学び、
bartenderを目指すようになってから、随分変わったとおもいます。(嘘!)

 思春期の男の子がもつ、特有のやりどころのない痛みが伝わる作品です。
何冊か翻訳されてますが、村上春樹が訳したものを、おすすめします。
きっと彼自身もそんな、16歳を送ってたんじゃないでしょうか。