バーサルバドールへようこそ!

東京高田馬場にあるバーのブログです、お酒の事はもちろん、様々な日常を綴っていきたいと思います

Old Demerara Rum1950~

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また、オールドラム。
デメララのラムというのは、日本でも結構流通しているラムで、(レモンハートが有名)デメララって名はよく聞きます。
以前、働いていた同僚バーテンダーに「デメララってよく書いてあるけど、これって何?」と質問されたことがあります。
 
そこで、「デメララマハイカは南米のガイアナって国で元イギリス領、首都はジョージタウン。」
 
「そこで造ってるラムだよ」と教えてあげました。
 
「すげぇな、すーさん。」とデメララを知る男として認識されました。(当時21、22歳)
 
写真の古いデメラララムは通関紙から1950-1960年流通と判ります、マニアックな事を言ってしまえば、この通関紙、紙の先端がギザギザなので「Like stamp」と呼ばれています。(切手みたいなってことですね)
 
さて、このボトルのエチケットに「Britsh,Guyana」と大きく書かれていますね、このボトルが詰められていた時はまだ、ガイアナがイギリス領だったころのものです。
 
ガイアナがイギリスから独立したのは1966年なので、それ以前に作られ、瓶詰めされたものです。
 
このボトルは南米ガイアナから、イギリスに渡り、イタリアボローニャ、それでから日本に入り封切りされたものです。
 
そう思うと、感慨深いですね。