渡辺貞夫&NY Quartet
うちのお店で「ナベサダ」を流す時がある、ある人へのレクイエムになっていて、聴いている僕もメランコリックになってしまうのだが、気持ちが落ちるのではなく癒される感覚がある。
今回のこのライブは震災の後に彼が書いた数曲も演奏された、そこにはやはり「手を取り合って一緒に歩こう」といった癒される曲調になっており、ものすごく眠くなった。ブルーノートは何度も来ているけれど眠くなったのは初めてである、もちろん、退屈で眠いのではなく、78歳の御大が吹くアルトサックスにα波が含まれているとしか思えない。
CDよりもライヴがいいのは当たり前ですが、この癒しの感覚は会場でしか味わえない。
彼の亡き妻に贈った「She is gone」は本当に素晴らしかった。