グレンクレイグ 1975
一見なんて事はないG&Mのコニッサーズチョイスですが「グレンクレイグ」
幻のウイスキーと呼ばれるポートエレンやブローラ、グレンアルビンなんかよりもずっとレアです。
グレンバーギー蒸留所のローモンドスチルで作られたものを「グレンクレイグ」と命名されていました。
そのローモンドスチルも81年に撤去されていますから、上記の幻3蒸留所の閉鎖が83年なのでそれより以前に作られなくなったということです。
そもそもローモンドスチル自体使っている蒸留所はほとんどありませんね、ローモンドスチル風というのはありますがメジャーではありません。ローモンドスチルで蒸留するとサイレントウイスキーになりがちで味わいが浅くブレンダーに敬遠されてしまうということです。それなら最初からグレーンウイスキーを使ったほうが効率がいいですね。
グレンクレイグの仲間でもある「モストウィー」というモルトウイスキーもあります。こちらはミルトンダフ蒸留所にてやはりローモンドスチルを使って作られたウイスキーの名称です。こちらはクレイグにくらべてやや流通量が多いのでまだ手に入れることも可能かと思われますがレアなウイスキーには違いありません。
「グレンクレイグ」も「モストウィー」も81年にスチルが撤去、もうボトリングされている少量のウイスキーだけです。
今のうちに飲んでおきましょう。
ある某バーで「発売されている全蒸留所の銘柄を取り揃えております。」と書かれていたので、「ベンウィヴィスやグレンクレイグもあるのですか?」と尋ねたところ、店主が閉口してしまいました。
意地悪はしてはいけませんね。。。