
先日、ルイ・ロデレールの1981を飲ませていただく機会が有りその感想です。
甘味果実酒として1989年より以前に日本に入ってきていたボトルです。(税関番号が入ってますね)
オロロソシェリーのような、若干の甘みのある白ワインのような印象です。
ロシア皇帝に献上されていたロデレールのクリスタル。
他のシャンパーニュとの大きな違いはボトルの底の形状が平であるということ。
6気圧ある力を分散させるため、通常ボトルの底は凹ませてあります。
クリスタルの瓶底はそれに耐える厚くて重い瓶になっていることが、一層の豪華さを増しているのかもしれません。
今までロデレールは飲んだことがありましたが、クリスタルは初めてでした。
グラスの中で変化していく様は熟成した赤ワインにも通じる面白さがありましたね。
長熟シャンパーニュは痛むこともありますので、なかなか難しい扱いですがそれゆえの味わいがあると思いました。