バーサルバドールへようこそ!

東京高田馬場にあるバーのブログです、お酒の事はもちろん、様々な日常を綴っていきたいと思います

The Rink

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1916年に製作されたチャップリンの「The Rink」
邦題だと「チャップリンのスケート」となっている。その一場面にチャップリンがボストンシェーカーを振る場面があるのだが、あまりの奇妙な振り方なので思わず笑ってしまった。もちろんこれはコメディであるから、笑いを意識しているのだろうが、何せ100年近く前のカクテル製作である。実際に当時こういった造り方だったのではなかろうか、とまで勘ぐってしまった。
 
ボストンシェーカーは大きなボディにグラスをはめ込み振るわけだが、その後ボディとグラスの液体を交互に上から下へと移し替えていく。(こういった作業は今ではしませんね)
その流れていく作業が実に美しい。(ブルーブレーザーというカクテルはこのように作る。)
チャップリンの器用さがとても窺える作品です。勿論、タイトルのスケートもとても見事に滑ってます。
 
あらためてこの作品をみているとドリフターズチャップリンからかなり影響を受けていたんだなぁと思いましたね。