スタンゲッツ
クールジャズを代表するテナーサックス奏者「スタンゲッツ」
数々のエピソードがある荒れた私生活でも知られる彼がサックスを手にすれば、「天使が舞い降りるような演奏をする」と評される。
確かに演奏だけ聞いていれば破綻した精神の持ち主だとは誰も思わないでしょう。
よいパフォーマンスをオーディエンスに届けてさえいればプライベートはどうでもいいとさえ思ってしまいます。
スタンゲッツは「ゲッツ・ジルベルト」の成功が彼の名を世に知らしめたアルバムとなりグラミーを独占しました。
僕も最初に聞いたアルバムでしたし、スタンゲッツは「ボサノヴァの人」と長らく思っていました。
偉大なジャズマンでありながら、サンバ、ボサノヴァ、フュージョン、オーケストレーション、など多彩なテクニックを持ち合わせていたり、若手のジャズマンを次々に起用しチャンスを与えていることも彼の特徴である。
彼は晩年、インタビューの中でジャズは「night music」と話していたそうです、彼の音楽そのものを表しているような言葉ですね。