サマローリと1987ロングロー
もう気安く手に入れることの出来なくなってしまったイタリアンボトラー「Samaroli」
伝説のボトラーといえばこのサマローリの名が上がるでしょう (彼はまだ生きていますが)
ウイスキーマニアの友人何人かからサマローリさんと一緒に写っている写真を見せてもらったことがあります。
彼はブレシアの土地を離れる事は少なく、会いに行かないと姿を見ることはできません。
彼と話を出来たというのはある種のステータスにもなるのです。
その後独立し、インデペンデントボトラーを始めます。
5年ものといった若いエイジングのモルトがウケてたみたいです。
1987年サマローリはキャンベルタウンを訪れスプリングバンク蒸留所のロングローの樽を100樽購入。
(この話は比較的有名な話なのでモルトマニアは割に知ってますね。)
ニューポット(未熟成)の樽を100樽買うというのは当時蒸留所の人からもクレージーと言われたようです。
では何故彼がこの樽を買ったかというと、「ヘヴィリーピートで2回蒸留がキャンベルタウンの伝統的製法だから」
ブランドよりも味を重視していたのがわかりますね。
1987年当時ロングローの出荷した樽はおよそ200、その半分を彼が押さえたことになります。
この100樽の購入金額は5800万リラ。
1987年当時のレートで換算すると1樽あたり63800円になります。
安いですね、今のロングローの価格を考えますと先見の明がありますね。
シグナトリーヴィンテージや他社からも1987ロングローは発売されましたが、
87ロングローと言えばサマローリですね。