バーサルバドールへようこそ!

東京高田馬場にあるバーのブログです、お酒の事はもちろん、様々な日常を綴っていきたいと思います

GlenFarclas


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スペイサイドの代表的なディスティラリー「Glenfarclas」今やほとんどなくなっている、家族経営の蒸留所です。家族経営だからといって規模が小さいかと言えばそうではなく、輸出量はかなりなもの。アジアでは台湾向けグレンファークラスが結構おいてありました。日本でも某スーパーにオリジナルのグレンファークラスがあるくらいですから、ワールドワイドと言えるでしょう。昨今、モルトウイスキーの高騰が目まぐるしい中、コスパグレンファークラス最強レベルではないでしょうか。ヴィンテージ品はともかく、スタンダードは安く手に入ります。本来この値段でなければおかしいのではないかと他のウイスキーに首を傾げる事も多々あります。

 そういえば、数年前にグレンファークラスを訪れた時、おもしろい話をいくつか聞きました。仕込み水でもある山の麓からの水が流れなくなり、1か月の間、蒸留所の壁をペンキで塗っていたとか(のどか)、大麦の種類を割に変えるとか(味に影響がないのだろうか)島地勝彦さんのサイン入りボトルを自慢されたりとか(うらやましい)

なんともスコットランドの田舎らしくてよかったです。

貯蔵庫にて1971年の46年物のダークシェリカスクを樽から直に出したグレンファークラスを飲ませてもらいました。これは形容しがたい素晴らしい思い出となりました。

コスパのよさはボトルだけではなかったようです。