2012-10-09 バカラ アシッドエッチング 1880~90 Column #工芸 オールドバカラの技法で「アシッドエッチング」というフッ化水素に浸して模様を彫る。という技があります。 ドイツの科学者ケスラーが1864年に発明しました。 加熱処理した松脂とワックスを塗り、針で彫っていくそうです、こうする事によりグラヴィールよりも繊細な模様が浮き上がります。 当時はフッ化水素と硫酸の混合液を使っていたため、怪我や命の危険も生じていたようです。勿論現在は行われておりません。再現不可能のグラスと言っても過言ではないでしょう。 このグラスはお借りしているものなのですが、お店でお見せすることができますのでご興味のある方はどうぞ。