バーサルバドールへようこそ!

東京高田馬場にあるバーのブログです、お酒の事はもちろん、様々な日常を綴っていきたいと思います

モンラッシェとエシェゾー

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モンラッシェを飲ませて頂く光栄に預かりました。
バーマンとして夢のお酒です、白ワイン最高峰「Montrachet 1985」
この当時はルロアがモノポールしていた頃ですね、高島屋が正規代理店でした。
 
抜栓もさせていただきましたが、ガチガチにコルクが固まっており、ソムリエナイフが刺さりません。
力を入れたらワインの中に落下しました。このような高価なワインの抜栓に失敗するっていうのも貴重な体験です。
 
コルク臭が付くといけないのですぐさまデカンタージュ。
 
はじめの印象は色を見てもわかるように、ドライオロロソのようなシェリー香がきつくて大丈夫だろうか?と不安になりました。しかし、少し時間を置くと全くの別の香りが漂います。芳しい貴腐ワインのような甘さも出てきます。
まるで魔法のような変化のしかたです、先程まであった酸味も消えます。
流石、DRC...流石。。。
完璧にバランスのとれた味わいになりそこから持続します。
(次の日に瓶の香りを嗅いだらいい匂いがしました)
 
「お礼と言ってはなんですが」と
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ジャック・カシューの「エシェゾー1997」をお出ししました。
こちらはこちらで状態が良く、ローリエ、フランボアーズの香りが引き立ちます。
若いワインなのでフレッシュで元気の良さが目立ちます。いいワインですね。
 
モンラッシェを飲む機会を与えて頂いたTさんにこの場を借りて御礼申し上げます。
この2本を葉巻を吸いながら飲んだ人はあなた一人でしょう(笑)
今後ともワインを楽しみましょうね。