バーサルバドールへようこそ!

東京高田馬場にあるバーのブログです、お酒の事はもちろん、様々な日常を綴っていきたいと思います

カルヴァドス ローリストン

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カルヴァドスはフランス北西部ノルマンディー地方で作られる主にリンゴの蒸留酒です。
カルヴァドスには原産地呼称規制(AOC)があるのでノルマンディー以外で作ったリンゴの蒸留酒カルヴァドスとは言えません。
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ノルマンディーの地図です。
北には映画「シェルブールの雨傘」で知られるシェルブール
西にはちょっと外れにモンサンミッシェルがそびえ立っている地域です。
もちろん1944年の「ノルマンディー上陸作戦」がこの地を有名にしたのは言うまでもありません。
 
さて、カルバドスにもブランデーと同じように2大産地があります。
ペイドージュ地区とドンフロンテ地区です。
カルヴァドスペイドージュと銘打ってあれば安心して質の良いカルヴァドスだと思ってよいでしょう。
先日まで実は知らなかったのですが、ドンフロンテ地区というのは1998年に原料のリンゴに対して10%~30%の洋梨を使わなくてはいけないという規制ができていたということです。
つまり現在のドンフロンテはすべて洋梨が原料の一部として使用されているということですね。
 
洋梨の比率が高くなると軽やかなフレッシュ感がでます。
写真のローリストン ドンフロンテも20年ものですがやや軽い印象があります。
ペイドージュ地区ですと重みのある重厚なカルヴァドスも多く見受けられるような気がします。
 
飲み比べてみるのも面白いかもしれませんね。