リカル 歴史はグラスに注がれる
最近の仕事の一つに「LIQUL」という酒育の会が発行するフリーペーパーにコラムを寄稿している。
「歴史はグラスに注がれる」というタイトルでグラスにまつわる話を綴っている訳ですが、
2か月に一度、しかも700字程度なので、まぁ自分でもなんとか出来るのではないかと高を括っていたのです。
しかしながら、ものを書くという作業をした事がなかったうえ、改行や句読点といった初歩的な文の組み立て方もよくわかっていないという、なんとも恥ずかしい思いをしながら原稿を校正に送っております。
当初、「何か書いてみませんか?」とお誘いを受け、「どのようなものがよろしいのでしょうか」と返すと
「アジアにおけるバー事情」のようなものはどうですか、と。
確かに今、私にはアジアで活躍されているバーのオーナー数人と親交があるわけですが、それだと連載3,4回目でもうネタが打ち止めになってしまうし。取材に出かける費用と時間も捻出が困難と判断し、
「グラスなんかどうですかね」お酒のフリーペーパーですし、酒器は必需品ですしね、ちなみに私はそこそこグラス集めているのですよ、と編集長にお願いして、このコラムが始まりました。
グラスについて書かれた専門書のようなものはありますが、グラスを題材としたコラムはあまりないのです。
昔「BRIO」という雑誌にバーラジオの尾崎さんがタイアップでグラスとカクテルをご紹介していたページがあり、そのコラムが大好きだった自分としては少しでも近づいたものを書きたいという気持ちがあります。
(まったく近づけてませんが)
なんとかせっせと資料を検索しながら書いております、最近いろんな人のコラムも読むようになりました。
次回はヴェネツィアングラスについての記事を書こうかと思っています、ご期待はされていないので、よい加減にてやっていきたいと思います。
次号は9月1日発行です。