バーサルバドールへようこそ!

東京高田馬場にあるバーのブログです、お酒の事はもちろん、様々な日常を綴っていきたいと思います

トレガッティ、コラボレーションイベント

最近はめっきりブログを更新しなくなってしまいました、発信する場所がいくつかあると、おろそかになりがちですね。

せっかくの店のブログですので、もう少し更新頻度を上げたいと思います。(FBなどの情報と重複してしまいますが)

先日の12日に行われた 「イタリアンカクテルとオールドリキュールをトレガッティの料理で楽しむ会」

長いタイトルになりましたが、その名の通り、目白のイタリアン「Tre Gatti」とうちのお店サルヴァドールの初コラボレーションイベント。

元々、僕はこのイタリアンが大好きで、たまに寄らせてもらっていた訳ですが、トレガッティの眞壁さんも、うちのお店によく来てくださる、こういったご縁で仲良くなりました。(彼は僕の地元仙台での勤務経験もあり)

うちのお店にはイタリア産の1950年代のオールドボトルのリキュールがいくつかあります。それを見た眞壁さんが、料理と合わせて何かできないだろうかと持ち掛けられ、考慮の末、開催に至ったわけです。
(とはいっても打ち合わせは15分くらいでしたが)

僕自身は非常に悩み、果たしてリキュールと食事は合うのだろうか?夏のこの時期に甘いリキュールをどう提供するべきか、悩んだ末に出た答えは「ソーダ割にすればいいじゃん」となりました。

オールドボトルのリキュールはソーダで割っても酒質は損なわれません、むしろ程よく美味しく楽しむことが出来ます。
食事のマリアージュも出来る、これはいい!(楽だし)ということになりました。



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以下 僕が作った資料↓



[Amaro Ramazzotti アマーロ・ラマゾッティ
ミラノ発祥の代表的アマーロ(苦み酒)アロエ、アニス、ニガヨモギ、カルダモン、
キナノキ、ウコン、アーティーチョーク等、主成分は数十種に及ぶ、レシピ、製法は秘伝とされている為、公開されず。1960年代のボトル。
 
[CORA Chartreuse Gialla]  コラ・シャルトリューズ ジアラ
1950年代流通の珍品。イタリアの老舗リキュールメーカー「CORA」社がフランスの修道院で作られているシャルトリューズの名を無許可で使用した物。本来イタリアのシャルトリューズタイプは「Certoza」 ジアラは黄色の意。フランスだとジョーヌ
 
[Fernet STOCK]   フェルネット・ストック
14種のハーブから成るビターの強壮剤。センブリやカモミールを使用しているので、すっきりとしてはいるが、「世界一苦い酒」とも言われる。フェルネットとはアルプス地方の香草で作る薬の総称。ソーダトニックウォーターで割るのがベター。
 
[Acqvavite di Genziana]   アクアビーテ ゲンチアナ
日本には生息しないリンドウ科のゲンチアナの根を乾燥させて作るリキュール。
某農大が日本でのゲンチアナ繁殖を試みているが、今だ実現せず。
ファブリ社はもう存在していないので、幻のボトル。1950年代流通。
 
[MARTINI Elixir di China]   マルティニ エリキシール キナ
キナとは南アメリカアンデス山脈に自生するアカネ科キナ族の薬用樹木。樹皮をアルコールに浸透させ作られる。マルティニはチンザノに並ぶイタリアンベルモットの主要メーカー。このキナリキュール度々日本で輸入規制がかかるので流通量が少ない
 
[Triple Anisette San Pietro トリプルアニゼット・サンピエトロ
バチカンの大聖堂の名を冠したアニスリキュール(セリ科アニシード)。ボトルの形も心なしか似せて作っている。通常のアニゼットリキュールに比べ3回蒸留されており、香味成分が強く、水を入れると白濁する。ラマゾッティ家が作るアニゼットで現存するのはこのボトルのみ 1950年代流通。


これらの他にもイタリアのカクテルもお出ししました。

その中でも最も秀逸だったのが、眞壁さんが、作ったネグローニでした。
イタリアのジンとカンパリ、イタリアンベルモットミックス。
あまりのうまさにビビりました、「流石シェフ・・・」

レシピを聞いたので、僕も作ってみようと思います。

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