洋酒文化の歴史的考察
洋酒ライターの石倉一雄さんがいらっしゃいました。
この方とのお付き合いは古く、僕が始めて勤めたBARにもいらしたことがあるので、もうかれこれ16~17年経ちます。
その当時からお酒に対する造詣は深く、特に昭和初期のBAR文化や、幻の酒「アブサン」に傾倒されていました。
「石倉さん、本物のアブサン中毒ですね」なんて軽口を利いたりしてましたね。
その後、ダイナースクラブ発行の「シグネーチャー」や「男の隠れ家」に連載をされていました。
最近はフードウォッチジャパンに寄稿されているそうですhttp://www.foodwatch.jp/serial/iskr.php
とにかくマニアックな石倉ワールドを構築されています、執拗なまでに調べ上げ、ご自身が納得するまで取材を続けます、彼の酒に対する思いはモンスーンのように原稿に現れ、過ぎ去ってしまうと何も残らない潔さがあります。
我々バー業界に携わる者として、こういった歴史的背景や文化に対しての考慮を忘れてはならないのだ、と改めて彼のコラムから知ることになるでしょう。
石倉さんの情熱が続く限り、一読者ではありますが、応援しております。