アイリッシュウイスキーのお話(Bow Street Distilleryってしってますか?)
○ミドルトン蒸留所
○ブッシュミルズ蒸留所
○クーリー蒸留所
○キルベガン蒸留所
↑の写真のジェイムソン12年旧瓶は80年代後半に詰められたもの。ミドルトン蒸留所で作られたウイスキーです。
このミドルトン蒸留所は1975年に新ミドルトン蒸留所に生まれ変わっていますから、おそらく旧蒸留所で作られた樽もブレンドされているのではないでしょうか。世界最大の蒸留器を持つ蒸留所です。
このミドルトンがあるコーク(cork)という場所はタイタニック号最後の寄港地としても知られています。
この「JJ12」今から約50年前のボトルです。
そこには「Bow street distillery」と明記されてます。もう1971年に閉鎖してしまった蒸留所名です。
「Bow street Distillery」で作られたと書かれているアイリッシュはほとんど存在しません。
ケイデンヘッド社のオーセンティックコレクションで1度だけボトリングされていますが、それ以外はオフィシャルの、かなり古いボトルに限られます。
アルフレッド・バーナードの名著「The Whisky Distillery」にもこの蒸留所の挿絵があります。
確かにでかいですね。
1971年には創業停止となります。
その後新ミドルトン蒸留所でジェイムソンが生産されるということになります。