この「Glenmorangie three cask matured」はなかなか謎に満ちている。
おそらく2003年以前の発売は確かだと思うのだが、リリース時がよくわからない。
それにしてもこの三つの樽。バーボン
カスクとプレーン炭化したオーク樽、それからリオハ(
スペインワイン)の樽、この奇妙均等な樽を掛け合わせるには結構な勇気と努力が必要な筈だ。
ラムズデン博士のチャレンジであろうか、しかし彼のサインはない。40%にまとめられた味わいは複雑だが
ブラックベリーやバニラ、そしてリンゴの果実を連想する。
リオハのワインはよく「スモーキー」と喩えられる、
ウイスキーのスモーキーさとはちがうのだが面白さがある。